塩素除去のヒミツは「桃葉エキス」
桃の葉が持つ「塩素除去の力」を検証!
桃の葉で本当に塩素が除去できるの?
スイムメイトケアの開発に当たり、最も重要な課題は「塩素をどのように除去するか?」ということでした。
一般的にアスコルピルビン酸やチオ硫酸Naが塩素除去に使われることは知られていましたが、水泳は赤ちゃんから高齢者まで、幅広い世代の方が楽しんでいるスポーツであることを考慮し、私たちはより安心感を持つことができる原料を探すことにしました。
この工程は多くの労力と時間を費やしましたが、結果として「桃葉エキス」という素晴らしい原料に出逢うことができました。
桃の葉に塩素を除去するチカラがあることはあまり知られていないと思いますので、2パターンの検証実験をご紹介させて頂きます。

実験① モモ葉エキスは残留塩素にどう影響するのか?
この実験では、塩素を含んだ水溶液に桃葉エキスを添加した後、DPD試薬を添加して残留塩素濃度の変化をリサーチしました。

(補足)
※DPD試薬
残留塩素を含む溶液に加えると色が変化するため、
視覚的に残留塩素濃度を確認することができるもの。
【結果】
桃葉エキスの添付により残留塩素濃度が減少、約59%の残留塩素除去作用が確認された。
実験② モモ葉エキスがダメージを受けた角質に与える影響
こちらの実験では、角質を採取して塩素を加えた後、モモ葉エキスを加えることで、塩素ダメージを受けた角質がどのような影響を受けるかをリサーチしました。

(補足)
カルボニル化とは、紫外線などのダメージで発生した活性酸素等によって、脂質が酸化し、分解物質であるアルデヒドがタンパク質と結びつくことを言います。
【結果】
上の棒グラフの通り、塩素を加えたことで角質のカルボニル化レベルが一時的に上昇しましたが、桃葉エキスの添加によりカルボニル化が約79%抑制されたことが確認出来ました。
また角質の画像(棒グラフ下)ではカルボニル化レベルが高まっている時は、鮮やかに活性化しており、抑制が進むと落ち着いていることが確認できます。
水泳の強豪県でもある山梨県はモモ葉の産地!
これらの実験結果に加え、桃の葉は古くから伝統生薬として皮膚炎やあせもの予防などに使われている実績もあり、
製品の原料として桃葉エキスを採用するに至りました。
余談になりますが、本製品で使用している桃葉エキスは100%山梨県産になります。
山梨県は水泳の世界でも数多くのスター選手を輩出している強豪県でもありますね。
今回は「桃葉エキス」における塩素除去の検証実験や原料の産地などをご紹介させて頂きました。
次回は実際にプールに通う方々の協力を得て行ったヒトボランティア試験をご紹介させて頂く予定です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
